Client : ふじや染工房
Date : 2024
Url : https://asianvoice.jp/works/branding/202406091259
ジェネラルグラフィック(平面), ジェネラルグラフィック(立体), CI/VI/シンボル/ロゴ/タイプフェイス, パッケージ
Jantleは、日本の伝統染色技法「引き染め」を現代のメンズファッションに融合させたブランドです。このプロジェクトは東京都の「東京手仕事プロジェクト」を通じてふじや染工房とのコラボレーションが実現しました。私はブランドの立ち上げから商品デザイン、ロゴデザインやパッケージ、撮影などブランディングデザインに関わる全てを担当させていただきました。 ブランド第一弾のコンセプトは「白Tシャツに映えるスカーフ」。誰もが持っている白Tシャツに似合う鮮やかなスカーフを、伝統の技法で作り上げました。 「引き染め」とは、手書き友禅の下地を染める技術で、生地の艶を保ち鮮やかで深い色合いを実現します。この技法は均一にムラなく染めるのが難しく、熟練の技が必要です。ふじや染工房は、1952年創業の東京都新宿区にある老舗工房で長年引き染め一筋の工房です。 Jantleの名前は、江戸時代の粋を現代のダンディズムに繋げるという思いから名付けました。ロゴには刷毛目を用い、引き染めの技法を表現しています。 アイテムのデザインには、染める時の職人さんの手の動きを大胆なグラフィックとして取り入れました。鮮やかな色とシックな色を組み合わせ、コーディネートに馴染むように設計しています。多くの試行錯誤を経て、最終的に4色のバリエーションに辿り着きました。 ギフトにも対応できる様に、パッケージにもこだわりました。取手のついた黒のパッケージには同色の箔押しを凝らしています。 このプロジェクトは2024年5月21日に発表会を迎え、デビューしています。これから多くの方に江戸の粋を纏っていただけたら幸いです。
CREDIT
June 10, 2024 01:28:31