Client : 多摩美術大学 東泉一郎「失敗実験室」
Date : 2011
Posters
多摩美での東泉一郎「失敗実験室」のために制作したポスターに手を加える前のものです。 セルフポートレートは、一切加工をせず描いたグラフィックを写真の上に載せ、その後リボンや白いヒモと紙をグチャグチャにするということをしました。 展示は一日だけおこなわれました。 心からのありがとうという気持ちと、それでよいわけがない 私は私自身を客観的に許せないという気持ちが出発点となり制作をはじめました。 政治や社会に対して、自分の周りにいる人達に対して、何かをしてくれると期待をします。どんなあまのじゃくでも期待しない人はいません。 ですが、100%思った通りに進むことはなく、どこかで期待は確実に裏切られます。 故に、個として気持ちがひずみ、ゆがみ、心が傷ついていく。 私は20代で妹を飲酒運転の暴走車に跳ねられ翌日深夜に亡くしました。事故が起きた日は私の誕生日でした。 その後、父が癌を患い肺炎で母に手を握られながら亡くなり、昨年は母が10年近く患っていた癌から亡くなってしまいました。 大切な人達の死を30代までに経験をした人は それほど多くはないかもしれません。 これは、希望を持った痛みと悼むきもち、そして死に対する実験的アプローチでした。 現在、全国に3000名強(まだカウント中のため)の会員を有する「飲酒運転による哀しみをゼロへ」をポイントに活動するNPO MADD JAPANの代表をしています。 文科省推薦教育プログラム講師としても活動中です。 よろしければ下記からご覧ください。 http://www.maddjapan.org
CREDIT
July 16, 2012 00:02:17